一般投資家であり機関投資家であれ、海外の投資家であれ何よりも気になるのは株価の値上がりと値下がりです。一般的には株価の売買はこの値上がり値下がりによって決められると言われています。
ではその株価の値上がりと値下がりはどのような要因で発生するのか具体的なポイントを上げていきたいと思います。
1番マクロな要因からいくと世界経済の先行きによって大きく変わります。
例えば石油価格の値上がりに下がり、世界的な大国である中国やアメリカの経済動向、または世界的な疫病が発生したときにはもちろんのことながら株価は大幅に下がることになります。
逆に、世界的なイベントである万国博覧会やオリンピック、ワールドゲームズなどが開催されるにあたっては関連株だけではなく株価が全体的に上がることになります。
次に、少し視点を小さくしていくと国ごとの株価になります。
例えば日本であれば日経平均株価と言って代表的な100の銘柄の株価を平均して日本の市況を表す指標があります。
このような代表的な銘柄の株価によって日本の株価を表すことができるのです。
例えば、建設業界で見ていきましょう。
マクロな視点でもとらえた通り大きなイベント例えば建造物が必要となるようなオリンピックや万国博覧会が数年後に開催されることが決定すると一気に業界の株価は上がることになります。
たとえ、その段階で業績が悪かったとしても株価は上がるものです。理由としてはもちろん、1番安い時に業績の悪い株価を購入して、値上がりを狙うためになっています。
そして、最後にそれぞれの企業の要因によります。
投資家のみなさんはチャート分析や事業の今後の成り行きによって株価を見極めて売買を行います。
会計の不祥事があったり談合事件があると翌日には一気に株価がられることになります。それはもちろんのことながら、大きく値下がりする前に少しでもマイナスを抑えたいと言うことで一気に株を売却したいという心理が市場で働くためです。
また、トップが交代する瞬間なども株価が突然動くことがあります。
現在の企業はトップダウンで大きく変わることがあるのでトップが変わることによってその企業の評価も大きく変わってきます。
長期的、中期的に見たときに株価が平均しているかもしれませんが短期的なこのような値上がりによって株価の売買が盛んに行われる事は言うまでもありません。
だからこそ毎日相場があり株価が変動しているのです。